二十一世紀東京生まれの"トラウマテクノポップ"バンド・アーバンギャルド、15周年記念オールタイムベスト発売決定!

2007年、浜崎容子加入により活動を本格化し、2008年4月、1stアルバム『少女は二度死ぬ』をリリースしたアーバンギャルド。

2009年3月『少女は二度死ぬ(特装版)』を全国発売し、インディーズデビュー。2011年ユニバーサルよりメジャーデビュー。 狂った電子音に濃厚なアンサンブル、女性・男性ツインボーカルがはじける唯一無二のサウンドは、病的にポップ。痛いほどガーリー。童貞処女、オタク、サブカルチャーといったマイノリティへの愛と叱咤激励を込めた詞は、現代日本の病理とシンクロし、ネットを中心に熱狂的なファンを生んだ。 2022年4月より15周年突入、2023年3月31日には『15周年記念公演 アーバンギャルドのディストピア2023 SOTSUGYO SHIKI』を東京・中野サンプラザホールにて開催。

この15周年記念公演に先立ち、2023年1月25日(水)に15周年記念アルバム『URBANGARDE CLASICK ~アーバンギャルド15周年オールタイムベスト~』の発売が決定した。 本作は、アーバンギャルドの軌跡を辿れるオールタイムベスト盤。CD 3枚組、新曲含む全45曲収録。15周年を振り返る未公開写真や、オリジナルアルバムのジャケット写真を発売日などの商品情報とともに掲載。また、本作の楽曲がどのアルバムに収録されていたかが一目でわかるトラックリストも掲載される。

アーバンギャルド コメント

音楽は傷です。CDは盤面につけた傷がレーザーを当てられることによって奏でられます。あなたの鼓膜に小さな傷を、あなたの心に小さな小さな傷をつけながら、それは奏でられ、記憶されます。

音楽は病です。あなたの鼓膜を震わせ、心を振動させた歌々は、あなたを一生蝕み続け、しかし同時にあなたを生きさせることでしょう。あなたを生きさせ、息させる音楽。あなたの心臓にリズムを与える音楽に、身体を委ねて下さい。

「人は十五歳の時に聴いていた音楽を一生聴き続ける」

誰かの言葉です。

アーバンギャルドがデビューしてもう十五年。彼女が十五歳の少女だったとしたら、これまでを振り返り、これからを眼差す季節に入ったのかもしれません。

アーバンギャルドの十五年間の記憶。傷と病の記憶を、今ここで一つの作品に記録します。

ポータブルして何度でも聴いて下さい。

あなたのそばに置いて、いつでも取り出せるようにして下さいね。

──松永天馬(アーバンギャルド)

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