晩秋の名所 光と闇が織りなす美 幻想庭園と烏城灯源郷 27日まで

色とりどりの光で華やかなムードに包まれた岡山城天守閣前広場

 晩秋の後楽園と岡山城(岡山市)をライトアップする「秋の幻想庭園」と「秋の烏城灯源郷」は27日の会期まであとわずか。25日夜も人々が次々訪れ、光と闇が織りなすコントラストに酔いしれた。

 岡山城の天守閣前広場では、花柄や格子模様をあしらった扇形の照明の奥に天守閣や紅葉が浮かび上がり、華やかな雰囲気。子ども3人と立ち寄った主婦(37)=同市中区=は「お城の真っ白な壁が際立ち、昼間とはまた違った迫力がありますね」と見とれていた。

 後楽園でも、芝生に飾り付けられた和傘がLED(発光ダイオード)で色とりどりに照らされ、幽玄さを醸している。

 時間はいずれも午後5時~8時半(入場は同8時まで)。幻想庭園は岡山県と後楽園魅力向上委員会が主催し、岡山市と山陽新聞社が共催。烏城灯源郷は同市、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社でつくる実行委員会が主催する。

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