日本代表と同じグループに入っているスペイン。W杯初戦ではコスタリカになにもさせないほどに試合を支配し、圧倒的な力を見せつけた。
今回はそのスペイン代表に入ることができなかった有力選手のベストイレブンをご紹介する。
GK:ダビド・デ・ヘア
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
やはりゴールキーパーはマンチェスター・ユナイテッドの守護神ダビド・デ・ヘアであろう。ルイス・エンリケ監督が狙うスタイルには合っていないのは間違いないが、それでもワールドクラスのショットストッパーであることに間違いはない。
右SB:ペドロ・ポロ
クラブ:スポルティング
守田英正とともにスポルティング・リスボンで戦っているサイドバック。先月はチャンピオンズリーグのトッテナム戦で印象的なプレーを見せたものの、ワールドカップのメンバーには入れなかった。
今季ポルトガルリーグで1ゴール4アシストを決めており、バルセロナが獲得に動いていると伝えられる。
CB:セルヒオ・ラモス
クラブ:パリ・サンジェルマン
リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウド、アンドレス・グアルダード、ギジェルモ・オチョアと並んで4大会連続でW杯に出場していたセルヒオ・ラモス。しかしながら今回は出場を逃してしまった。
怪我のために昨季ほとんど出場できなかったこともあり、夢の5大会連続はならなかった。
CB:イニゴ・マルティネス
クラブ:アスレティック・ビルバオ
30代になってから力を増しているベテランCB。ワールドカップのメンバーに入る可能性は高いとされていたが、残念ながらまたメジャートーナメントに出場することができず涙をのんだ。
彼のような疑いようのないクオリティを持っている選手がまだ13キャップしか獲得していないというのは不公平にも思える。
左SB:アレックス・グリマルド
クラブ:ベンフィカ
バルセロナの下部組織で育ち、ベンフィカでブレイクしたグリマルド。圧倒的な精度の左足キックはまさに芸術品だ。しかしまだスペインの代表に選ばれたことがない。
グリマルド自身バルセロナにいるときには「ルイス・エンリケからは何も話がない」と語っていたこともあり、関係はあまり良くないとも…。
DMF:マルティン・スビメンディ
クラブ:レアル・ソシエダ
レアル・ソシエダでは久保建英とともに戦っているスビメンディ。ロドリがセンターバックで使われるのであれば、間違いなくセルヒオ・ブスケツの後継者として最有力といえる選手である。
今回はメンバーに入ることができなかったが、遅かれ早かれ彼の時間がやってくるだろう。
DMF:ティアゴ・アルカンタラ
クラブ:リヴァプール
リヴァプールで上品なプレーを見せているティアゴ・アルカンタラ。プレミアリーグでも好プレーを見せていたものの、今回のワールドカップではメンバーに入ることができず。
ルイス・エンリケ監督はコンディションを調整する時間の欠如を理由に彼を落としたと話しており、怪我の多さや万全ではない体調が問題になったようだ。
DMF:ファビアン・ルイス
クラブ:パリ・サンジェルマン
今夏のマーケットでナポリからパリ・サンジェルマンへと移籍したファビアン・ルイス。昨季の状態が続いていればこのワールドカップ出場の可能性はあっただろうが…。
不幸な怪我に襲われたほか、パリ・サンジェルマンではポジションも確保できなかった。非常に優れた選手でありながら、ワールドカップとは縁がなかった…。
右WG:ジェラール・モレノ
クラブ:ビジャレアル
常に安定感あるプレーを見せるジェラール・モレノ。彼は今季怪我に悩まされているとはいえ、スペインの代表から離れてしまったのは本当に驚きであった。
EURO2020では重要な存在となっていたビジャレアルのエースは、昨季13ゴール6アシストと確かな結果を残しており、攻撃面ではかなり頼れる存在だった。
左WG:イアゴ・アスパス
クラブ:セルタ・デ・ビーゴ
リーガの名ストライカーの一人として確固たる地位を築くイアゴ・アスパス。セルタ・デ・ビーゴで2015-16シーズンから常に二桁ゴールを奪っており、その得点力はもはや盤石そのもの。
とはいえやはり35歳という年齢が問題になったか。ルイス・エンリケ監督からメンバーに選ばれるには年を取りすぎているのかもしれない。
FW:ボルハ・イグレシアス
クラブ:ベティス
10月にワールドカップのことについて聞かれたボルハ・イグレシアスは、「チャンスはあると思う」と話していた。ベティスでプレーしているストライカーは今季13試合で8ゴールと大爆発したが、アルバロ・モラタらの牙城を崩せなかった。
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しかしながらレアル・ベティスがチャンピオンズリーグ出場権を狙って戦う上では、彼がワールドカップに行けなかったことはむしろ助けになることだろう。