沖縄のコロナ感染555人、2人死亡(26日朝まとめ)

 県は25日、新たに555人が新型コロナウイルスに感染したほか、60代男性と80代女性が感染後に死亡したと発表した。新規感染者数の増加ペースが上がっていることから、県は26日に新型コロナウイルス感染症対策専門家会議を開き、オミクロン株に対応した警戒レベルの判断指標について議論する予定。これらの内容を踏まえて新たな対策を検討する。

 新規感染者の年代別では30代が89人と最多で、続いて20代81人、40代80人、10歳未満、10代、50代がそれぞれ64人などとなっている。入院患者は118人で病床使用率は18.8%。

 県は同日、今年1月からのクラスター(感染者集団)257例を報告した。保健所の業務逼迫(ひっぱく)や厚労省通知に基づく疫学調査の重点化により、把握しているのは社会福祉施設と病院のみで、感染者数は合計4503人。今回の発表でクラスターは累計1213例となった。

 また、感染者の全数届見直しなどでクラスターの情報収集や速報性が困難になっているとして、30日以降は、週に1回の公表に切り替えるという。 (嘉陽拓也)

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