馬場ふみか主演で「夫を社会的に抹殺する5つの方法」実写化。モラハラ夫は野村周平

テレビ東京ほかでは2023年1月10日から、ドラマチューズ!「夫を社会的に抹殺する5つの方法」(火曜深夜0:30)がスタート。馬場ふみかがモラハラ夫を社会的に抹殺しようと計画する専業主婦に扮(ふん)し、1人の女性の復讐(ふくしゅう)を通して社会問題に鋭く切り込む。さらに、夫役を野村周平が務めることが分かった。

「夫を社会的に抹殺する5つの方法」の原作は、DMMグループのウェブ漫画制作スタジオ「GIGATOON Studio」が制作し、現在「DMMブックス」で独占配信中の三田たたみ氏による同名コミック。主人公・奥田茜(馬場)は、夫・大輔(野村)からDVやモラハラを受けてきたが、謎の手紙の指示に従い、大輔を社会的に制裁する中で自他と対峙(たいじ)していく。

ただの復讐劇ではなく、ネットを介して発信、受信、監視、管理などが容易になった現代だからこそ、心と体が求める時代に即した“コミュニケーションのあり方”を見つめ直すきっかけになればと、現代社会が抱える問題に切り込んだ意欲作だ。

専業主婦・茜を演じる馬場は「茜は思い描く理想の生活からかけ離れた現実に苦しみ、夫を社会的に抹殺するという復讐を始めます。近年、インターネットやSNSで簡単に人とつながってコミュニケーションが取れるようになり、実際に会って目を見て人と向き合うことがより難しくなっているな、と痛感しています。簡単につながれてしまうからこそ、便利なツールをどう活用し、どんな言葉を選ぶかはとても大事で、その一つ一つに大きな責任があると思います」と語り、「彼女の復讐を通して、身近な人との向き合い方を一緒に考えられる作品になることを願いつつ…その先にある、自分自身と向き合うことの大切さを感じていただけるよう、誠心誠意、丁寧に演じていきます」と意気込む。

そして、茜に対して暴力や心ない暴言を浴びせ続ける、冷酷非情な夫・大輔役を務める野村は、現在、「完全に詰んだイチ子はもうカリスマになるしかないの」にも出演中で、2クール続けて同枠のドラマへ出演となる。

野村は「まず台本を読んで、すごくインパクトのある作品だなと思いました。僕が演じる役は⾮常にひどい男なのですが、やるからには思いっきりやってやろうと思っております。お話の構成がなかなか⾒たことのないような組み⽴ての作品で、⾒ていて怖くなってしまうかもしれませんが、フィクションであるということをしっかりと理解していただきながら、楽しんでもらえればと思います。これから撮影が始まっていく中で、⼤変な作品なのでいろいろあると思いますが、⾺場さんと⼀緒に頑張っていきます! よろしくお願いします」と気合十分の様子を見せている。

原作者の三田氏は「ドラマ化のお話をいただいた時は、驚きのあまり奇声を発しそうになり、ひたすらネコをなでて心を落ち着かせました。自分の書いた物語が漫画になるだけでも光栄なのに、まさか3次元の世界で具現化するなんて夢のようです。『夫を社会的に抹殺する5つの方法』略して『オトサツ』、タイトル通り正統派の復讐ものです。かなり過激な部分もありますが、一体どんなドラマが描かれるのか…一視聴者として心から楽しみにしています!」と期待を寄せている。

監督も担う倉地雄大プロデューサーは「悲痛なまでの心の叫び、現代性を色濃く反映した題材、愛が憎悪に変わる瞬間など、この漫画のもつ“魅力”に驚き何度も読み返しました。本作は“ハラスメント”や“人との関係性”、“炎上問題”など、今私たちが考えるべき問題と正面から向き合わせてくれます」と作品の魅力をアピール。

続けて「主人公の茜は、理想と現実のギャップに悩み、苦しみ、そして立ち直ろうともがきます。いろんな感情が入り乱れる茜を、繊細な心の機微をものすごく上手に演じられる馬場さんに演じていただけること、何よりも楽しみです! そして、大きな闇と秘密を抱え、第1話と最終話では印象がガラリと変わる夫・大輔。この茜以上に難しい役を、野村さんに楽しんで挑戦していただけること、この上ない幸せです! この物語では、1人の女性の復讐劇を通して、『喪失』と『再生』を描いていきます。大きな『喪失』を経た先、茜はどうなっていくのか。見る人の心に刺さるドラマを目指して、これから馬場さんと野村さんと制作していきます! ぜひ、ご期待ください!」と呼び掛けている。

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