合計で半年分に…水道料金の減免を延長 物価高騰などへの支援で富士見市 給食費はさらに3カ月無償化

富士見市役所=埼玉県富士見市鶴馬

 埼玉県富士見市は25日、電力などの燃料費や食品など物価高騰に対する支援策として、一般家庭の水道基本料金の減免について2カ月延長と学校給食費の3カ月無償化、民間保育所への支援金給付などを実施すると発表した。29日に開会する12月定例市議会に約2億8500万円増の22年度一般会計補正予算案を提案する。

 市によると、水道料金の基本料金は既に9月から12月までの4カ月分を減免。さらに来年1月と2月の2カ月分を実施する。対象は約5万5400件となる。小、中学校、特別支援学校の給食費は9月と10月の2カ月分の無償化を実施したが、さらに来年1月から3月まで実施する。

 また、民間保育所や障害福祉サービス事業所、介護保険サービス事業所の運営を支援するため、各施設の申請に基づいて、施設の目的別などで給付金を支給する。農家には収入別に3万5千円~20万円の支援金を給付し、農業経営の負担軽減を図る。

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