iCraftが2023年スーパー耐久参戦体制を発表。不変の体制でST-5制覇を目指す

 11月26日、ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankookに参戦するiCraftは、2023年のスーパー耐久参戦体制を発表した。2022年に続き、日本自動車大学校(NATS)とのコラボレーションを継続し、マツダ・ロードスター(ND5RC)、山野哲也/金井亮忠/野島俊哉という今季と変わらない体制でST-5クラスに参戦する。

 2020年からスーパー耐久に参戦を開始したiCraftは、3年目となった2022年、スーパーGTや全日本ジムカーナで数え切れないほどのタイトルを誇る大ベテランの山野哲也、F4で活躍しNATSの講師も務める金井亮忠、eスポーツでのキャリアをもち、ロードスターパーティレースでチャンピオンを獲得した経験をもつ野島俊哉のトリオで参戦。第1戦、第3戦で優勝を飾り、第7戦鈴鹿には激戦のST-5クラスのランキング首位で迎えている。

 チームは2023年も同じ体制を継続し、ST-5クラスのチャンピオンを目指し戦っていくことになる。「このタイミングで来年のチーム体制の発表ができることを、チーム代表として光栄であるとともに身の引き締まる思いで一杯です。応援してくださるスポンサー企業の皆さまやファンの皆さまとともにS耐4年目のシーズンも、日本自動車大学校の学生たちやエースドライバーの山野哲也選手を軸に、ST-5クラス最強のチームを目指して頑張ります」というのは、iCraftの猪爪俊之監督。

 またAドライバーを務める山野は「最終戦前のこのタイミングで来季の参戦が発表されることはこの上ない幸せなこと。体制を築き上げてくれた監督はじめチーム、スポンサーに心から感謝しています」とコメントした。

「2022年度、このチームは大きく発展しました。NATSの学生たちは秘めていた大きな力を発揮し、とても頼もしくなりました。2023年度はさらに強くなることが期待でき、楽しみでなりません。この発表を受け、今年度最終戦でチャンピオンを獲得できてもできなくても、明日の決勝レースを気持ちよく戦うことができます。2022年の集大成を披露できるよう、最大の努力をすることを誓います」

 またBドライバーの金井は「学生教育の場として最良のスーパー耐久シリーズに来季も同じ体制で継続できることを大変ありがたく思っています。今季は山野選手がチームに加わっていただけたことで、学校としても非常に大きな成長を遂げることができました。このノウハウをしっかりと引継ぎ4月から入れ替わる新メンバー(学生)とともに来季もチャンピオンを獲得できるよう全力で取り組んでいきます! 学生の成長にもぜひご注目ください!」と語った。

 そして、Cドライバーの野島は「最終戦を前に来季の参戦体制が発表ができたことを嬉しく思うと同時に、大変身の引き締まる思いです。応援してくださるスポンサー企業の皆さま、活動を支えてくださる皆さまに心より感謝いたします」と語った。

「自分は今季がS耐デビューイヤーで、猪爪監督をはじめ山野選手、金井選手たちからは多くのアドバイスをいただき、学ばせていただきました。最終戦、そして来季も、ドライバーとしてさらに力をつけ、よりチームに貢献できるよう全力を尽くします」

iCraft 2023スーパー耐久シリーズ参戦体制

チーム名:日本自動車大学校
マシン名:OHLINS Roadster NATS
監督:猪爪俊之
Aドライバー:山野哲也
Bドライバー:金井亮忠
Cドライバー:野島俊哉

2022スーパー耐久第5戦もてぎ OHLINS Roadster NATS(山野哲也/金井亮忠/野島俊哉)

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