横浜の産業団地で廃材を利用したアートイベント開催中 工場直売グルメも

タイヤ会社の窓ガラスに設置されたインスタレーション作品=横浜市金沢区福浦

 横浜市金沢区幸浦・福浦地区の産業団地にアート作品を展示するイベントが30日まで開かれている。13の企業や工場の屋外で、廃材で作ったインスタレーションや立体作品が一般公開されている。

 「会社から地域へ! まるごとギャラりー2022」と銘打ったイベントは、アーティストネットワーク+コンパスの主催。彫刻家や美術作家、デザイナーら8人が参加し、産業団地から排出されたインク缶や金網などを素材に作品を制作した。会場では、臨海部の景観や工場直売のグルメを楽しみながら、アート作品を鑑賞できる。担当者は「廃材から生まれたアート作品は、新しい発見があって面白い。点在する作品を探しながら、地域の魅力も知ってもらえれば」と来場を呼びかける。

 今年はフォトコンテストも実施。展示作品や工場地域を撮影した画像を募集している。詳細は同イベントの公式サイト(https://www.anc3434.com/)で。

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