
大相撲九州場所14日目の26日、関脇若隆景が今年の57勝目をマークし、単独での年間最多勝が決まった。2位の豊昇龍と琴ノ若がともに敗れ、3差に広がった。
27歳の若隆景は13日目に初の年間最多勝を確定させていた。今年は新関脇だった春場所を12勝3敗で初優勝。秋場所で11勝を挙げるなど、6場所全てで勝ち越す安定感を示した。14日目の取組後に「特に(意識は)ない。明日の相撲に集中する」とだけ話した。
八角理事長(元横綱北勝海)は「良くやっている。だがもう一つ足りない。重圧がある中で勝たないといけない」とあえて注文を付けた。