相鉄線鶴ケ峰駅付近の「開かずの踏切」解消へ 地下化事業が着工

相鉄本線鶴ケ峰駅付近の連続立体交差事業の着工式で鍬入れを行う関係者ら=26日、横浜市旭区の旭公会堂

 相模鉄道本線の鶴ケ峰駅付近(横浜市旭区)を地下化する連続立体交差事業(約2.8キロ)の着工式が26日、旭公会堂で開かれた。主催者である横浜市の山中竹春市長と相鉄の千原広司社長が工事の安全を願い、来賓とともに鍬(くわ)入れした。

 式典で山中市長は、区間内の「開かずの踏切」を撤去することで「大変深刻だった交通渋滞の解消が可能になる」とあいさつ。千原社長は「皆さまに愛され、親しまれる鉄道を目指す。細心の注意を払って工事を進めていく」と話した。 

 来賓の菅義偉前首相(衆院2区)は市会議員時代から地元の要望に耳を傾けたと振り返り「地元の皆さまにはまさに悲願であり、私も大変うれしく思っている」と笑顔を見せた。斉藤鉄夫国土交通相も登壇して祝辞を述べた。式典には住民代表や地元選出の衆参議員、県議、市議も出席した。

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