【続報】「盗難事件の証拠隠滅を図るため」 警察署から事件証拠品の車を盗んだ疑い 車は容疑者宅近くで発見 広島

広島県警福山東署で証拠品の車両が盗まれた事件で、県警は26日、福山市に住む29歳の男を逮捕しました。男は「盗難事件の証拠隠滅を図るため盗んだ」といった趣旨の供述をしているということです。建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、福山市曙町の自称、配管工、大木賢壱容疑者(29)です。

県警によりますと、大木容疑者は24日午後8時35分ごろから午後9時20分ごろまでに、福山東署駐車場に侵入し、保管中の軽四乗用車を盗んだ疑いが持たれています。大木容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。

軽乗用車は窃盗事件の証拠品として押収されていました。大木容疑者は「盗難事件の証拠隠滅を図るために盗んだ」といった趣旨の供述をしていて、軽乗用車の窃盗事件にも関わっているとみて、県警が詳しく調べています。軽乗用車は、福山東署の警察車両用の駐車場で24日午後8時ごろから保管していたもので、翌25日午前8時ごろに軽乗用車がなくなっていることが判明しました。

県警によりますと、軽乗用車には、車輪止めなどの盗難防止阻止がなされていたということです。軽乗用車は、26日未明に、大木容疑者の自宅近くで発見されていました。

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