
【北京、上海共同】中国で新型コロナウイルス対策として厳しい行動制限を強いる「ゼロコロナ」政策に反対する動きが各地に広がり、上海市では27日夜、習近平国家主席の退陣を求める異例のデモが発生した。北京市にある習氏の出身大学でも学生が抗議行動を起こした。10月に発足した3期目の習指導部は、早くも統治への不満が表面化する事態に直面した。
「習近平、退陣せよ」。新疆ウイグル自治区で24日に起きた火災の犠牲者10人を追悼する集会が、26日に続き2日連続で上海市中心部の路上で開かれた。27日に集まった数百人は習氏を激しく批判するシュプレヒコールも上げた。
