2021年10月に閉店し、37年の営業に幕を閉じた東急ハンズ池袋店。
東急ハンズ池袋店の閉店理由と、跡地にニトリがオープンするまでの経緯を解説します。
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東急ハンズ池袋店の閉店理由は?
2021年10月31日、たくさんの人に惜しまれながら37年の歴史に幕を閉じた東急ハンズ池袋店。
「建物の老朽化で閉店したはずなのに、なぜ同じ建物にニトリが入ったの?」と不思議に思う人もいるかもしれませんが、閉店理由は老朽化ではありません。
閉店理由は以下の通りです。
- ビルの老朽化により改装工事が必要だった
- 東急ハンズは改装に見合う収益効果が見えないと判断
一言でいうと「東急ハンズ池袋店の経営状況が悪かったから」といえるでしょう。
もともとコロナ禍になる前から、東急ハンズ池袋店は閉店を検討していたそう。
コロナ禍による売上減少が後押しして、このタイミングの閉店となりました。
東急ハンズ池袋店の跡地にニトリがオープンする経緯
2022年11月18日にハンズ跡地にオープンした、ニトリ池袋サンシャイン60通り店。
「いつからニトリのビルになったの?」と気になる人もいるかもしれません。
東急ハンズ池袋店の閉店からニトリオープンまでの経緯を解説します。
2021年10月 東急ハンズ池袋店が閉店
2021年10月21日に閉店しました。
2022年2月 ビルをニトリに売却
東急ハンズ池袋店が1984年に竣工した当時は、ビルの持ち主は住友生命だったそう。
その後三菱UFJ信託銀行を経て、2015年に不動産会社のヒューリックが所有権を取得しています。
ヒューリックはビルを建て替えて自社で利用する予定でしたが、工事中に道路が使えないと不便になるとの声をうけ、建て替えを断念。
2022年2月にビルをニトリに売却しました。
2022年4月 東急ハンズの跡地にニトリのオープンが決定
2022年4月、東急ハンズ池袋店の跡地にニトリがオープンすることが判明しました。
東急ハンズ池袋店(東京・豊島)の跡地に、家具大手のニトリが出店することがわかった。ヒューリックから土地・建物を取得し、22年秋にも家具店を開業する。
引用:日本経済新聞
跡地に何ができるのか気になっていた人は多く、ニトリの出店は大きな話題となりました。
2022年7月 サンシャインシティのニトリが閉店
ニトリEXPRESS 池袋サンシャインシティ店は、2022年7月10日に閉店しました。
サンシャインのニトリ跡地には、2022年11月25日にVictoriaがオープンしています。
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2022年8月 ニトリオープンに向けて改装工事を開始
2022年8月1日からニトリによる改装工事が始まりました。
2022年10月 ニトリ東武池袋店の閉店を発表
ニトリ東武池袋店が2022年11月13日に閉店しました。
これにより、池袋のニトリは新店舗の「ニトリ池袋サンシャイン60通り店」のみとなります。
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過去には東急ハンズ・ニトリの中の人のやりとりも
余談ですが、2017年には、東急ハンズ・ニトリのTwitterの中の人がやりとりをしている場面がありました。
当時「希望の党」の某政治家が、選挙演説で「東急ハンズにもニトリにも、いろんなものが売っていますけど、ちょっと足りないのが希望」と発言。
「希望は売り物ではない」「希望が売っていないなんて失礼」などと、発言が炎上しました。
炎上発言をうけて、東急ハンズ・ニトリのTwitterの中の人による「希望」ツイートが話題に。
なんだか微笑ましい光景。
このときは、奇しくも東急ハンズ池袋店の跡地をニトリが受け継ぐとは、中の人も思っていなかったことでしょう。不思議な縁を感じますね。
ニトリには東急ハンズ池袋店の面影が
昔撮影した写真と比較してみました。
- 店舗入口
- 5階エレベーターを降りた景色
- 5階トイレ付近
新しくオープンしたニトリは、基本的に建物の構造はハンズと同じ。(7階→8階はエスカレーターを新設)
エレベーターやエスカレーター、階段など、ところどころ東急ハンズの面影を感じることができます。