DeNA、150キロ超右腕ウェンデルケン獲得へ MLBアスレチックスなどに在籍

横浜スタジアム(資料写真)

 横浜DeNAが、米大リーグのアスレチックスなどに在籍したJ・B・ウェンデルケン投手(29)を獲得することが27日、分かった。近日中に球団から発表される。

 米国出身の右腕は150キロ超の直球とチェンジアップなどを投げ分ける。ダイヤモンドバックスでプレーした今季は救援で起用され、29試合に登板して防御率5.28をマーク。その後傘下の3Aを自由契約になっていた。大リーグ通算成績は144試合で10勝6敗、防御率4.00。

 ベイスターズの外国人投手を巡ってはエスコバーの残留が発表された一方、ロメロ、クリスキー、ガゼルマンの去就は不透明になっている。

 救援陣では守護神の山崎が残留を表明。セットアッパーに今季の躍進を支えた伊勢とエスコバーが並び立つが、共に70試合以上に登板し疲労の蓄積が懸念される。国指定の難病「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」の手術を受けた三嶋の復帰も見通せない。ウェンデルケンの獲得で、リリーフ陣に厚みを加える狙いがあるとみられる。

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