駅待合室の座布団を洗濯、修繕 白浜町商工会女性部

洗濯、修繕した座布団をベンチに敷く部員たち(和歌山県白浜町堅田で)

 和歌山県白浜町商工会女性部は、JR白浜駅(白浜町堅田)待合室のベンチに敷いている座布団35枚を洗濯、修繕した。部員9人が駅を訪れてベンチに置いた。

 町らしいおもてなしで観光客を歓迎しようと1990年から、寒くなる時季に合わせて実施している。2年に1度生地を新調しているが、昨年はコロナ禍で駅利用客が少なく、座布団の傷みが少なかったため、今年は洗濯、修繕にした。

 赤色と白色のパンダ柄の生地を使った座布団は全て手作り。「ようこそ白浜へ」と書いた布を縫い付けている。

 部長の愛須良子さん(73)は「白浜の玄関口で30年以上続けている事業。これからも継続していきたい」と言い、三角修也駅長(59)は「コロナが落ち着き、駅の利用客は増えてきている。これから寒くなってくるので、座布団はありがたい」と感謝した。

© 株式会社紀伊民報