「パラスポーツファン増やしたい」 ボッチャで熱戦展開 初の九州パラ大会、長崎で開催

白い目標球になるべく近づけようと、投げたボールの動きを見詰める参加者=長崎市、出島メッセ長崎

 共生社会の実現やユニバーサルツーリズムの推進を目指す九州パラスポーツ大会が26日、長崎市尾上町の出島メッセ長崎で初開催された。県内外からエントリーした26チーム117人が、ボッチャで熱戦を展開した。
 各地で同様の大会を開く東京のNPO法人D-SHiPS32(ミニ)(上原大祐理事長)と県、長崎ユニバーサルツーリズム産業共同提案体でつくる大会実行委主催。6チームが決勝に進み「レクボッチャエンジョイ」が優勝した。2位は「WBC」、3位は「うえすと」だった。
 4年前から練習し、初めての大会に挑んだ長崎市の「しろやまB」チームのメンバー、上夷乙葉さん(16)は「みんなナイスプレーが出て上手だった。今後も楽しく練習したい」と満足そう。パラアイスホッケーの銀メダリスト、上原理事長(40)は「時間や場所、楽しさを共有することが共生につながる。スポーツを通じパラスポーツファンを増やしたい」と話した。


© 株式会社長崎新聞社