1人2万円を支給、18歳以下の子どもに 埼玉・熊谷市が発表 高齢者・障害者施設にも食費上昇分を補助へ

熊谷市役所=埼玉県熊谷市宮町

 埼玉県熊谷市は25日、エネルギーや食料品などで物価高騰の影響を受けている子育て世帯の経済的負担を軽減するため、0~18歳の子どもの養育者に、1人当たり2万円の給付金を支給すると発表した。

 対象は10月1日時点で市に住所があり、出生日が2004年4月2日以降の子どもと、今年10月2日から来年4月1日までに市で出生した子ども。支給対象は約2万7500人を見込み、12月27日以降順次支給する。また食事を提供する市内の高齢者・障害者施設(計約290施設)の運営者に、1年分の食料価格上昇相当分として、入所系は利用者1人当たり1万1千円、通所系は同4千円を補助する。

 「STOPコロナ」子育て応援給付金事業として費用5億6074万円、同高齢者・障害者施設食料費物価高騰対策支援事業として同6500万円を盛り込んだ一般会計補正予算案(22億6469万円)を30日開会の12月定例市議会に提案する。

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