放水やAED 消防士の仕事体験 玉野で初のフェス、子どもら挑戦

放水体験をする参加者

 消防活動への関心を高めようと、玉野市消防本部と玉野地区防火協会は27日、「たまの消防フェスティバル」を市消防本部で初めて開いた。子どもらが放水やロープ渡りといった消防士の仕事などに挑戦した。

 市内外から家族連れら約1700人が参加。煙体験では火災時の煙の怖さを実感し、救急体験ではAED(自動体外式除細動器)の使い方や心臓マッサージの方法を学んだ。

 はしご車による救助訓練では、はしごを伸ばし約25メートルの高さから消防士がロープを垂らし降下する様子を披露。参加者は消防士の機敏な動きに感心していた。人命救助に当たる救助工作車、ポンプ車、救急車が並び、使わなくなった消防ホースを使ったコースター作りもあった。

 第二日比小2年の児童(8)は「放水体験は水の勢いがすごいし、ロープで下りる訓練は怖そう。消防士は大変な仕事だと感じた」と話していた。

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