大野、飯野両選手も参加 Jリーガー参加し交流 上越高会場にサッカーイベント

 現役Jリーガーを招いたサッカーイベント「上越スポーツフェスティバル2022」が27日、上越市寺町3の上越高サッカーグラウンドで行われた。共催の上越サッカー協会によると、現役プロ選手が参加してのサッカー教室は上越で初めてという。

サッカーイベントに参加した小学生とJリーガーたち。後ろはサポートした上越高サッカー部員。指で「J」ポーズをつくる

 上越高サッカー部が主催し、競技の楽しさや挑戦することの大切さを伝える目的。主催した同校サッカー部の藤川祐司監督(35)は「前から上越地区や子どもたちのために何かしたいと思っていた。プロのプレーを見てそれぞれ気付きがあれば」と地域貢献の思いで企画。元Jリーガーの人脈を生かし、横浜F・マリノスユース時代の後輩や上越出身選手に声掛けし実現させた。
 上越市出身ではJ1湘南のDF大野和成(33)、J1神戸のMF飯野七聖(26)両選手も参加し、小学生と楽しそうにボールを蹴り合った。

参加したJリーガーから子どもたちにプレゼント。飯野選手(中央)は公式球を贈呈

 大野選手は「こういう機会を頂けて僕自身もうれしく思っている。楽しむことが一番で、その気持ちがあれば成長していける。上越からJリーガーが生まれることを期待している」と子どもたちを激励し、飯野選手も「地元に貢献したいという気持ちがあった。上越のサッカー、上越のスポーツが飛躍していくきっかけになれば」とスポーツ界の発展を願った。

小学生のミニゲームにはプロも入って交流。中央奥は上越市出身の大野選手

 上越地域各チームの小学5・6年生約120人が参加。アップを兼ねたリレー競争やパス回し、ミニゲームなどをしてプロ選手と子どもたちが触れ合った。参加した春日サッカースポーツ少年団の金子怜央君(国府小5年)は「練習の時にミスしてもいいからと言われ、勇気が出た。(プロ選手は)ドリブルが上手だし、足が速い。Jリーガーになりたい」と目を輝かせた。
 会場を訪れた中川幹太上越市長は「皆さんもJリーガーを目指して頑張ってほしい。上越でもサッカー選手が育つ環境をつくっていきたい」と話した。
 イベントは来年以降も継続したいという。

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