
新型コロナウイルスとインフルエンザの感染の有無を同時に調べる検査キットに関し、厚生労働省は28日、医療用を一般用にして薬局やインターネットで市販することを決めた。同日開かれた厚労省の医療機器・体外診断薬部会が販売に関するガイドライン案を了承した。今後、メーカーが国に製品の承認申請をし、12月にも市販が始まる。
厚労省は「医療機関への供給が最優先なので、当面は一般への供給量は限られる」としている。
部会では、インフルエンザは発症初期はウイルス量が少ないため「検査の仕方やタイミングによっては偽陰性となる、ということなどを周知する必要がある」との意見が出た。