横浜の京三製作所で放火 警備員の男に懲役12年 地裁判決

横浜地裁

 横浜市鶴見区の京三製作所で2021年、工場2棟に放火したなどとして、現住建造物等放火などの罪に問われた大和市の無職の男被告(24)の判決公判で、横浜地裁(奥山豪裁判長)は懲役12年(求刑15年)の判決を言い渡した。25日付。

 奥山裁判長は判決理由で、被告は当時同製作所の警備員だったとして「職務上の知識を悪用して短時間で放火しており、悪質」と指摘。同製作所に生じた164億円を超える損害についても「財産的被害も甚大で、結果は重大」と述べた。

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