「はじめはピンチには強い。追い込まれてからまたがんばって」森保監督のおじも、ピザ店も、静岡のサポーターも燃えるも…日本、コスタリカに痛い1敗【ワールドカップ】

熱戦が続くFIFAワールドカップ、日本代表は11月27日夜、コスタリカ相手に痛い一敗を喫しました。ドイツ戦の歴史的勝利で期待が高まる中の第2戦は、午後7時(日本時間)キックオフということで静岡県内も大いに盛り上がりました。

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大人も子どもも日本代表の勝利を願った=27日撮影、静岡・掛川市

<伊豆川洋輔記者>

「静岡市役所のパブリックビューイング会場には、ドイツ戦に続き勝利を願う多くのサポーターが集まりました。静岡からカタールへ、がんばれ日本!」

この日、集結したのは約100人。願うはワールドカップ史上初の連勝です。

<サポーター>

「(GK権田修一選手が)ドイツ戦かなりセーブしてくれて、すごい活躍だったので、コスタリカ戦もぜひ頑張ってもらいたいです」

ヒートアップしたのは、パブリックビューイングだけではありません。宅配ピザの店です。ひっきりなしに注文の電話が鳴り続けます。

<ドミノ・ピザ富士厚原店 菅野光一ストア・マネージャー>

「前のドイツ戦の時は、ご予約は特に多くなかったんですけども、試合開始近づくにつれて、予約じゃない、新規のオーダーがどんどんくるような状況でした」

午後10時キックオフだったドイツ戦でも、売り上げが前の週の3.8倍になったといいます。

<ピザを買いに来た人>

「日本代表戦をみんなで観ようと思って買いに来ました」

「がんばれニッポン」

店では、スタッフを2倍以上集め、欠品がないよう、食材も多めに注文。こちらも、負けられない戦いです。

<ドミノ・ピザ富士厚原店 菅野光一ストア・マネージャー>

「グループリーグ突破していただければ、試合数増えますので、放送時間が早朝にならなければ、売上の方もかなり期待できると思っています」

試合は前半から日本がペースを握りますが、0対0で折り返します。

<森保一監督のおじ 原田卓馬さん>

「1点ほしかった。(はじめは)焦ってはいないと思うんですけど、地団駄踏んでいる感じはありますね」

掛川市に住む、森保一(はじめ)監督のおじ、原田卓馬さんです。原田さんは、娘家族ら12人とテレビの前で応援です。

<森保一監督のいとこ 片岡麻里江さん>

「はじめ兄ちゃんの表情とプレイヤーの動き見ているといけるかなって」

後半、森保監督は次々と攻撃的な選手を入れ勝負に出ますが、得点できず、迎えた、後半36分。相手の狙いすましたシュートにGK権田修一選手(清水エスパルス)も精一杯、手を伸ばしますが先制されてしまいます。

終盤、コスタリカゴールに何度も迫った日本ですが、1点は遠く…結局、0-1。痛い、痛い1敗となりました。

<サポーター>

「悔しいです」

「これもワールドカップだなと」

<森保一監督のおじ 原田卓馬さん>

「まだ、(決勝)トーナメントに行けないわけではない。(はじめは)ピンチには強いと思うもんで追い込まれてからまた、頑張ってくれると思いますね」

決勝トーナメント進出をかけた最終戦の相手は、優勝候補・スペイン。

<サポーター>

「信じてますから、なんとか頑張ってください」

<森保一監督の親類>

「がんばれ、森保ジャパン!」

2戦目を落とした日本が決勝トーナメントに進む条件をまとめました。

◇スペインに勝利した場合は、2位以内となり進出が決定。

◇スペインが引き分けだった場合、同じグループのコスタリカ対ドイツの結果次第。

◇コスタリカとドイツが引き分けた場合、日本とコスタリカが勝ち点で並びますが、得失点差0の日本が得失点差マイナス6のコスタリカを上回り、決勝トーナメント進出。

一方、コスタリカが勝つか、ドイツが2点差以上で勝つと日本は敗退。ドイツが1点差で勝てば日本と並び、総得点の多いチームが1次リーグ突破となります。

まとめると、日本がスペインに「勝てば」、決勝トーナメントに行けるわけです。

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