衆院「10増10減」 改正公選法が公布 県内現職、新選挙区の選択進む

立民・太栄志氏(資料写真)

 「1票の格差」を是正するための改正公選法が28日、公布された。12月28日に施行され、同日以降に実施される衆院選から新たな区割りで行われる。県内では、長らく13区(大和・海老名・綾瀬市、座間市の一部)を地盤としてきた自民党の甘利明前幹事長(比例南関東)が新20区(相模原市南区、座間市)からの出馬を目指す一方、立憲民主党の太栄志氏(13区)は新13区(大和・綾瀬市、横浜市瀬谷区)を選択するなど、次の衆院選をにらんだ動きが本格化してきている。

 「理不尽にも(13区が)3分割されることは残念だが、先を見て進んでいかなければならない。私は昨年、13区の皆さんに選んでもらった。これからもこの(新)13区でやっていくのが一つの筋だと思っている」

 太氏は28日夜、大和市内の会合で支援者を前に13区への思いを語り、次の選挙では新13区を地盤とする考えを明らかにした。

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