
将棋のアマチュア強豪、小山怜央さん(29)=横浜市、将棋講師=は28日、大阪市の関西将棋会館でプロ棋士編入試験5番勝負の第1局に臨み、徳田拳士四段(24)と対戦して勝ち、初戦を白星で飾った。
棋士養成機関の奨励会を経ずに、編入試験を受験するのは今回が初めて。新人棋士5人と対局し、3勝すれば合格となる。第2局は12月12日、岡部怜央四段(23)と対戦する。
勝利した小山さんは「いいスタートが切れた。次戦に向けて、しっかり調整できれば」と話した。
現行制度の受験者は、里見香奈女流五冠(30)に続き4人目。里見五冠は10月、対戦成績0勝3敗で不合格となった。