近年のキャンプブームでは、アメリカンスタイルや北欧スタイルが主流。でも、たまにはいつもと違う「和風キャンプ」に挑戦してみませんか?今回は茶道講師の資格も持つ筆者が、風流なアイテムとちょっとした工夫で楽しめる「和風キャンプ」の魅力をご紹介します。キャンプスタイルがマンネリ化している人、周りの人たちと差をつけたスタイリングをしたい人、日本文化や和の雰囲気が好きな人、必見です!
キャンプにいつもと違うスタイルを!「和風キャンプ」を楽しもう
キャンプのスタイルといえば、海外で考えられた洋風なものが主流ですよね。
しかし、せっかく日本に住んでいるなら日本の良さを生かしたキャンプスタイルも素敵だと思いませんか?
今回は、アウトドアシーンで誰でも手軽に取り入れられる和要素をご紹介します!
いつもとは一味違った「和風キャンプ」を楽しみましょう!
【ギア編】和風キャンプにおすすめのアイテム
まずは、サイト全体で和風な雰囲気を作り出せるようなギアをご紹介します!
ちゃぶ台
和風のリビングといえば、間違いなくちゃぶ台ですよね。
皆さんご存知、安心のアウトドアブランドスノーピークからコンパクトにおりたためるちゃぶ台が登場しています!
ちゃぶ台を使うときは、あぐらをかくのもおすすめです。
「お行儀が悪い!」と怒られたことがある経験がある人も多いかもしれませんが、せっかくのキャンプ、ご自身の楽な姿勢で過ごしましょう!
和風ランタン
照明にもぜひこだわってみましょう。
メインのキャンプギアが和風になると、一気に雰囲気が変わること間違いなし。
また、手持ちの明かりにランプシェードをかぶせるのもおすすめです。
布団
キャンプでの寝具といえば寝袋。
でも車載やテントに十分な広さがある場合は、布団もおすすめです。
寝袋より寝心地がいいのもうれしいですよね。
おうちの布団を持っていくか、アウトドア用に開発された布団を持っていくか、お好みで選んでみてください。
普段はベッドで寝ているという人も、キャンプでは布団生活を味わってみるのはいかがでしょうか?
スノーピークの「グランドオフトン」はマット+掛け布団という、キャンプ用のお布団です。
枕と一緒にそろえれば、キャンプでもお布団のような寝心地で安眠できますよ!
ゴザ
面積の広い箇所が和風だと、一気に和風キャンプのクオリティが上がります。
手軽に和風にするのにおすすめなのがゴザを敷くこと。
さらりとした触り心地で、暑い季節には重宝します!
【キッチン編】和風キャンプにおすすめのアイテム
続いて、和風キャンプに使えるキッチンアイテムをご紹介します!
鉄瓶
使い込むほどに味が出る一生ものの南部鉄瓶がキャプテンスタッグから販売されています。
鉄器は保温性がよく、冷めにくいのが特徴。
まろやかなお湯で日本茶はもちろん、コーヒー、紅茶、なども一層美味しく頂けます。
野外でお抹茶を点てていただく、野点(のだて)にもおすすめです!
木製のお皿
木製のお皿やカトラリーがあると、いつもの料理やお菓子でも和な雰囲気を出すことができます。
木製のお皿も、キャプテンスタッグから販売されています!
木の風合いは料理をおいしく見せてくれるとともに、ぬくもりも感じられますね。
熱燗(あつかん)セット
ロゴスから販売されているのは、割れない&軽い素材でできているという嬉しい熱燗セットです。
徳利とおちょこの日本酒特有の雰囲気はまさに和風キャンプにぴったり。
セットの見た目からして日本酒が飲みたくなりますね~!
【小物編】和風キャンプにおすすめのアイテム
和風キャンプに使えるものがおうちにもたくさんあると思います。
「いきなり大きな買い物をするのはちょっと…」という方は、小物から持っていきましょう!
風呂敷
おうちに風呂敷がある場合はぜひ持っていきましょう!
衣類を包んだり、サイト内の見せたくない荷物にかけたり、テーブルに敷いたり…
使い方はアイデア次第です。
ソトレシピプロダクツからはキャンプシーンに使いやすい「キャンプふろしき」も販売されています!
こちらは撥水加工や四方のペグ用ハトメなどのおかげで様々な環境で利用できます。
キャンプギアを一時的に置いておくシート代わりに使ったり、テーブルクロス代わりとして、ロープを張ればミニタープとしても使える優れものですよ!
手ぬぐい
手ぬぐいは、風呂敷よりもさらにおおざっぱに扱っても大丈夫な懐の深い布。
濡らして手拭きタオルにしたり、首に巻いて熱中症対策、綺麗な柄物ならそのまま吊るしたり、ランチョンマットやテーブルセンターにもできちゃいます。
おうちにある手ぬぐいは持っていきましょう!
うちわ、扇子
夏キャンプにはぜひ、うちわや扇子を持っていきましょう!
仰いで使えるのはもちろん、置いているだけでも和な空間になりますね。
「和風キャンプ」ならではの楽しみ方
続いて、和風キャンプに挑戦したらぜひやってほしいことをご紹介します!
和食を作る(すき焼きやお鍋など)
まずはお食事を和テイストにしてみましょう。
アウトドアといえばBBQ、だけではないんです。
特に冬にはすき焼きやお鍋など、簡単に和食を楽しむことができます。
いつもと違う環境でもあるキャンプで食べる和食は、ほっと気持ちを落ち着かせてくれますよ。
朝ごはんも、ホットサンドなども良いですが、たまにはご飯にお味噌汁…と和朝食を作ってみるのも新鮮な気分が味わえそうです♪
和菓子を楽しむ
キャンプで食べるおやつだって、和風にすればいつもと違う雰囲気が楽しめますよ!
気軽に持っていくなら金平糖や落雁(らくがん)、村雨(むらさめ)、砂糖漬けなどがおすすめです。
こういったお菓子は「干菓子(ひがし)」「半生菓子(はんなまがし)」と呼ばれます。
ポイントは常温保存ができて、手軽に食べられるもの。
こしあんを繊細にデザインしたような和菓子も素敵ですが、持ち運びに気をつかうものは避けたほうが無難かもしれません。
また、手作りに挑戦したい場合は、どら焼きやたい焼きはいかがでしょうか?
キャプテンスタッグからたい焼き器が販売されています!
熱伝導に優れたアルミ製で、軽くて丈夫なのもポイント。
もちろんご自宅でも大活躍です!
私はクッカーひとつでどら焼きを作ったことがあります◎
外で食べる、アツアツできたて和菓子は美味しいですよ~!
野点(のだて)を楽しむ
和菓子を作ったら、せっかくなのでお抹茶を点ててみましょう!
野外でお抹茶を点てて飲むことを、「野点(のだて)」と言います。
お抹茶を点てる…というと、難しく感じるかもしれませんが、野点にマストなアイテムは「茶筅(ちゃせん)」と「抹茶」。
モンベルからは、それらの野点に必要なアイテムが一式セットになった「野点セット」というものも販売されているので、「自分で全部揃えるのは大変…」という方におすすめです!
屋外なので、作法を気にせずに気軽なスタイルで楽しんでください♪
お香をたく
日本の伝統の香りに癒されるのはいかがでしょう?
私もアロマよりお香派なのですが、焚いたそばから和な香りに癒されます。
また、空気が浄化される気がして大好きです。
日本ならではのスタイル“和風キャンプ”で、いつものキャンプが新鮮に!
ちょっとしたアイテムや食材で、いつものキャンプがクオリティの高い和風キャンプへと早変わりします。
洋風スタイルにマンネリを感じている人、日本の文化が好きな人はぜひ取り入れてみてくださいね!