自分の業界って、いわゆる「高年収」なの? 業界ごとの平均年収を確認しよう

令和3年における各業界の賃金

業界別の賃金を把握するため、厚生労働省が発表している「令和3年賃金構造基本統計調査結果の概況」を参考にします。同調査の対象は、10人以上の常用労働者を雇用する民間事業所です。

令和3年6月30日時点で満15歳以上のもの、令和3年6月分の給与算定期間における実労働日数が18日以上で所定内実労働時間が5時間以上/日(短時間労働者は1日以上・1時間以上9時間未満/日が対象)のものを対象に調査を行っています。

ここでいう賃金は、令和3年6月分における所定内給与額(決まって支給する現金給与額から超過労働給与を減じた額で所得税などを控除する前の額)です。各業界の男女計賃金は次のようになっています。

__鉱業、採石業、砂利採取業:32万3300円
建設業:33万3200円
製造業:29万4900円
電気・ガス・熱供給・水道業:41万9700円
情報通信業:37万3500円
運輸業、郵便業:27万8500円
卸売業、小売業:30万8000円
金融業、保険業:38万3500円
不動産業、物品賃貸業:32万6100円
学術研究、専門・技術サービス業:38万6900円
宿泊業、飲食サービス業:25万7600円
生活関連サービス業、娯楽業:26万8200円
教育、学習支援業:37万3900円
医療、福祉:29万1700円
複合サービス事業:29万6700円
サービス業(他に分類されないもの):26万5500円__

・賃金が高い業界

全業界の中で最も賃金が高いのは、41万9700円の「電気・ガス・熱供給・水道業」です。平均年齢は44.9歳、勤続年数は21.2年となっています。ちなみに、同業界における賃金の対前年比増減率は4.3%です。

2番目に賃金が高いのは38万6900円の「学術研究、専門・技術サービス業」、3番目に賃金が高いのは38万3500円の「金融業、保険業」です。平均年齢は前者が42.8歳、後者が42.7歳、勤続年数は前者が12.9年、後者が14.1年となっています。

・賃金が低い業界

全業界で最も賃金が低いのは、25万7600円の「宿泊業、飲食サービス業」です。平均年齢は42.5歳、勤続年数は9.8年となっています。ちなみに、同業界における賃金の対前年比増減率は2.8%です。

2番目に賃金が低いのは26万5500円の「サービス業(他に分類されないもの)」、3番目に賃金が低いのは26万8200円の「生活関連サービス業・娯楽業」です。平均年齢は前者が45.1歳、後者が41.4歳、勤続年数は前者が9.2年、後者が10.4年となっています。

賃金が高い業界と低い業界の年齢や勤続年数は大きく変わらない

賃金が高い業界と賃金が低い業界を比べると、「電気・ガス・熱供給・水道業」の勤続年数を除き、平均年齢、勤続年数は大きく変わりません。業界により賃金の水準は異なることを表しているといえるでしょう。賃金の水準が高い業界は、高年収を狙いやすくなります。収入を増やしたいなどと考えている場合は、業界ごとの賃金を参考にするとよいかもしれません。

出典

厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査 結果の概況

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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