スピルバーグ新作は『ザ・バットマン』の「解毒剤」だった!38歳ハリウッド俳優が“本音”語る

俳優ポール・ダノ(38)にとって、『ザ・ファーブルマンズ』は『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の「解毒剤」だったという。スティーブン・スピルバーグ監督の新作で、ポールはスピルバーグの父親をモデルにしたバート・ファーブルマン役を演じている。『THE BATMAN―』で演じた悪役のリドラー役とは対照的だったようだ。

ポールはComicBook.comにこう話している。「ある意味バートの解毒剤があってとてもラッキーだったよ。家族、そして真に愛に導かれたもの、誠実で良識のある男性についての映画を作ることがね。非常にアメリカらしいものだ」

「これは『どのように人生を築くのか』ってことについてだ。スティーブンの父親アーノルドの生き方に基づいた人生はどんなものか。スティーブンが彼の父親を演じるのに僕を選んだことをまだ完全に消化しきれていないよ。スティーブンのような人がそれを見てくれたってことは本当に意味があることだ」

そして、スピルバーグの幼少期と映画製作者としての駆け出し時代を題材とした『ザ・ファーブルマンズ』に出演できたことは幸運だったとして、「まずこのストーリーを(スティーブンが)話したいというところから勇気が始まった」「最初のミーティングから、僕は彼と会うのにとっても緊張していたんだけど、彼はそれについて、とてもオープンで、弱いところを見せてくれて、正直で全てをさらけ出し、直感的だった。僕がそれになれるドアを開けてくれたんだ。事実、彼に与えられたもの、あの勇気を受け止め、自らを持ってくるしか選択肢はなかった」

「彼がそれについて話した途端ね。ハートが本当に飛び上がるような仕事っていうのはそうないよ。『これは美しい。ここには何かがある。そしてその一端を担いたい』ってなったんだ」と続けた。

『ザ・ファーブルマンズ』は早くもアカデミー賞の本命とする声が出ている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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