車の“維持費”あれば250回以上タクシーに乗車可能⁉ガソリン代などで年間約20万円も…高齢者免許返納の参考にー静岡・熱海署が調査

「免許を返納すると移動コストがかかるのではないか?」こんな疑問に答えるアンケート結果が示されました。静岡県警熱海警察署は自動車を保有する費用があれば、1年間でタクシーを250回以上使えるとの調査結果を発表しました。

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このアンケートは、高齢ドライバーによる交通事故が多発していることを受けて、運転免許の返納に不安や疑問を持つドライバーや家族に参考にしてもらおうと熱海警察署が調査したものです。

免許返納に不安や疑問をもつ高齢ドライバーに朗報⁉

調査結果によりますと、乗用車を所有した場合、ガソリン代や車検費用、保険料などで、1人あたり年間で19万3800円ほどがかかるということです。

この費用を使って、静岡県熱海市内でタクシーを利用した場合、1.5㎞以内の範囲に買い物に行くとすると252回の乗車が可能だということです(1回750円換算)。往復でタクシーを利用しても、3日に1度は出かけることができる計算です。

今回、はじき出したコストは、ランニングコストのみで車の購入代金などは考慮されていないため、実際はさらにお金がかかる見込みです。

住民の高齢化が進む熱海市は、坂道が多く自転車の利用が少ないという事情があります。熱海警察署は今回のアンケート結果を免許返納の際の参考にしてほしいと呼びかけています。

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