仙台・大崎八幡宮に新たな放水装置を設置 国宝を火災から守るため防火施設の整備が進む

国宝に指定されている仙台市青葉区の大崎八幡宮で、新たに整備した防火施設の放水点検が行われました。

ノートルダム大聖堂や首里城の火災を受け、文化庁は世界遺産や国宝などで防火施設の整備を進めています。

大崎八幡宮では、国宝の御社殿の周辺に放水銃を計6基配置し、29日に初めて点検作業を行いました。

火災が起きた際、境内に設置されたセンサーが作動し、社務所などで放水銃の起動ボタンを押すと自動放水される仕組みとなっています。

50分以上の放水が可能で、29日は御社殿と長床を水の幕で覆い、放水銃の作動状況を確認しました。

大崎八幡宮小野目博昭宮司「(自動放水銃で)長床、社殿、全てカバーできてますよね。そういう意味では非常に安心はしています」

大崎八幡宮では、新たに約250トンの消火水槽や消火栓なども整備し、初期消火に努めたいとしています。

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