大手都市ガス4社が29日発表した来年1月の家庭向けガス料金は、東京ガス、大阪ガス、西部ガスの3社が前月から値上げとなった。ロシアによるウクライナ侵攻や円安に伴う原料の液化天然ガス(LNG)の価格高騰を反映した。大手電力は10社とも、燃料価格の上昇分を料金に上乗せする燃料費調整制度の上限に既に達しており、電気料金を据え置いた。
標準的な家庭のガス料金は、大阪ガスが334円上昇の7397円となる。東京ガスは285円、西部ガスは189円値上げする。東邦ガスは原料費の上昇分を転嫁できる上限に達しており、据え置きとなる。