日本がドイツに「103年ぶり勝った」 乃木坂ANN「不適切コメント」読み上げで謝罪...「戦争勝利」意味か

ニッポン放送が2022年11月23日に放送した「乃木坂46のオールナイトニッポン」(毎週水曜25時~27時)の中で、不適切な放送内容があったとして、番組内で「取り消してお詫び致します」と謝罪する一幕があった。

放送ではMCの乃木坂46・久保史緒里さん(21)が、この日サッカーワールドカップでドイツに勝利した日本代表について「103年ぶりの勝利」だとするリスナーのコメントを紹介したが、これが第一次世界大戦の「日独戦争」での勝利を指す、不適切な内容ではないかとの指摘が出ていた。

「すげー!そうなんだ~えっ、103年ぶり!?」

久保さんは23日の番組冒頭で「勝ちました~日本代表おめでとうございます!」と代表の勝利を祝福。しかし、自身が「ニワカサッカー好き」のため、サッカーにあまり詳しくないとして「すごいんでしょ?誰か教えて!すごいのはわかったんだけど、どんぐらいすごいのか何かに例えてほしい」とリスナーに求めた。

そうした放送中、久保さんは福島市の26歳のリスナーのお便りを紹介。「さっきの日本がドイツに勝ったのを例えるなら、シンプルに東北勢の甲子園初優勝レベルですごいです」と、久保さんの出身地・宮城県の仙台育英高校硬式野球部の快挙を引き合いに出して伝えた。さらに「日本がドイツに勝ったのは103年ぶりで、東北勢も100年越しの初優勝なので歴史的なことです」と読み上げた。

リスナーの説明に久保さんは「分かりやすっ!そういうこと!?それすごっ!えっ!すごっ!すげー!そうなんだ~えっ、103年ぶり!?それはワールドカップでってこと?それとも全部いろんな試合含めて103年ぶりってことなんですか?すごくない?それって」と興奮気味にコメントした。

さらに「そう思ったらさ、甲子園(の東北勢初優勝)もそうだけど、(それよりも)もーっとすごいってことでしょ?そんなにすごい瞬間をニッポン放送で観ちゃったんだ。忘れないもん、あの光景。ニッポン放送でみんなで観たサッカーを、この試合を私は一生忘れない。だからスポーツって人と観るものなんですよね。記憶に残るもん。ちょっと忘れられない試合だった」と感動を伝えた。

ツイッターでは日本のドイツ戦勝利後、1919年のヴェルサイユ条約締結により終戦した第一次世界大戦の「日独戦争」を引き合いに出し、「日本、ドイツに勝利(103年ぶり2度目)」とする投稿が拡散されていた。なお、日本のFIFA(国際サッカー連盟)加盟は1929年で、ワールドカップの初開催は1930年だ。

「そのような事実は確認できないことが明らかとなりました」

ネット上のリスナーからは、紹介されたリスナーのコメントが不適切な内容ではないかとの指摘が聞かれた。

ニッポン放送の広報担当者は11月29日、J-CASTニュースの取材に「番組内で、『日本代表が103年ぶりにドイツに勝った』旨のリスナーメールを紹介しましたが、その後、改めてスタッフにて確認したところ、そのような事実は確認できないことが明らかとなりました」と説明。

さらに「放送内で『先ほど番組の中で、サッカー日本代表がドイツ代表に103年ぶりに勝利したと紹介しましたが、そうした事実は確認できませんでした。取り消してお詫び致します。』とお詫びの上、訂正させて頂きました」と対応を伝えた。radikoでは、該当放送部分など複数箇所が配信停止となっている。担当者は「番組スタッフ一同、今後とも事実確認により努めて参りたいと思います」としている。

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