モフモフな〝にゃんたま〟に猫の愛らしさ、おかしみ増幅 マニアックな視点が人気に

自然なままの姿でありながら、ある視点で注目することで、おかしみと愛らしさが増幅する。庭先にたたずむ猫、餌を食べる猫、路上でひなたぼっこを楽しむ猫。そんなニャンコの〝にゃんたま〟をモチーフにした来年の「開運! にゃんたまカレンダー」(辰巳出版)が好評発売中だ。

〝にゃんたま〟とは猫の陰嚢のこと。有り体に言えば猫のキンタマで、マニアックな視点が次第に人気を集め、愛称としての〝にゃんたま〟がファンの間に浸透してきた。モフモフの見た目に加え、去勢手術を受けると姿が変わってしまうはかなさが、心なしかペーソスを醸し出しているようにも見える。

作者の芳澤ルミ子さんは、1972年生まれのカメラマン。独学で写真を学び、猫撮影を中心に活躍中。猫の自然な姿と個性を捉えた写真を得意とする。著書に『にゃんたま』(自由国民社)、『ジオラマと猫』(イースト・プレス)など。

(よろず~ニュース編集部)

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