“飯盛産ジャガイモでビール” 東京の醸造所が仕込み式 たちばな信金など仲介、諫早市と連携

ジャガイモを使ったビールの仕込み作業をする(右から)藤山副市長、塚元理事長ら=東京都大田区

 全国の信金で組織する「よい仕事おこしネットワーク」が展開する地域連携プロジェクトの一環で、東京の羽田空港近くにあるクラフトビール醸造所が、長崎県諫早市飯盛町産のジャガイモを材料に使ったビール造りを始めた。
 同醸造所は、ビアレストラン「羽田スカイブルーイング」(東京都大田区)が店内に併設している。
 今年9月に「よい仕事おこしフェア実行委員会」が諫早市と包括的連携協定を締結したのを機に、たちばな信用金庫(諫早市)と城南信用金庫(東京都品川区)の仲介で新規プロジェクトが実現。飯盛町でジャガイモを生産する「ウシロダ商事」(諫早市)がメークインを提供した。
 28日に醸造所で仕込み式があり、諫早市の藤山哲副市長やたちばな信金の塚元哲也理事長、城南信金の川本恭治理事長、醸造所の関係者らが参加した。
 330ミリリットル瓶で約500本を造り、1本880円で来年1月下旬~2月上旬に発売予定。1本の売り上げにつき100円を諫早市に寄付するという。
 塚元理事長は「諫早市との包括的連携協定に基づく第1弾。ジャガイモを使ったおいしいビールの完成を楽しみにしている。このビールで地元長崎を元気にしたい」などと語った。

© 株式会社長崎新聞社