【卓球】アポロニアZLCの性能を徹底レビュー ポルトガル代表の名手が使うラケットの性能とは?

「ポルトガルの三銃士」とも呼ばれ、長年国際舞台で活躍を続けるティアゴ・アポロニア。35歳とベテランの領域に差し掛かった今でもその実力は衰えを知らず、2022年の世界選手権にも出場しました。

そんなアポロニアをモデルに開発されたラケットが『アポロニア ZLC』です。今回は、そんな『アポロニア ZLC』の性能や特徴を徹底レビューし、どのような選手に適しているのかを見ていきます。

『アポロニア ZLC』とは?

『アポロニア ZLC』は、ポルトガルの卓球選手「ティアゴ・アポロニア」の選手モデルラケットで、2016年にバタフライから発売されました。

インナーファイバー5枚合板にZLカーボンを搭載した攻撃用シェークラケットとして、アポロニアをはじめとして数多くの選手に愛用されています。

『アポロニア ZLC』の特徴

では続いて『アポロニア ZLC』の特徴を見ていきましょう。

特徴①:インナーファイバーならではの球持ちの良さ

『アポロニア ZLC』の特徴1つ目は、インナーファイバーならではの球持ちの良さです。

『アポロニア ZLC』は球持ちが良くなると言われているインナーファイバーを搭載しているため、必要以上にボールが飛びすぎたり、自分でコントロールしにくいといったことが一切ありません。球持ちがいいため回転もかけやすく、ループドライブの回転量で相手を驚かせることもできます。

特徴②:スピードドライブが打ちやすい

『アポロニア ZLC』の特徴2つ目は、スピードドライブが打ちやすいです。

一般的に球持ちが良いラケットは、ラケット本体が柔らかいものが多く、その影響でスピードドライブを打ちにくいことも多いのですが、『アポロニア ZLC』はZLカーボンが搭載されているため、直線的なスピードドライブもしっかり打つことができます。

回転をかけたいときは回転をかけられて、スピードを出したいときはスピードを出せる、攻撃用シェークの理想の1本と言っても過言ではありません。

特徴③:攻守両面で高い性能を発揮立

『アポロニア ZLC』の特徴3つ目は、攻守両面で高い性能を発揮です。

攻撃面での性能の高さは先述の通りですが、『アポロニア ZLC』はブロックやツッツキといった守備技術でもハイパフォーマンスを発揮するので、守備型の選手にも使いやすいラケットになっています。

守備用のラケットはどうしてもラケットが柔らかかったりして、攻撃がやりづらく、チャンスボールでミスをするようなことも出てきてしまうと思いますが、『アポロニア ZLC』を使えば、ブロックのあとの攻撃転換も難なくこなせるようになります。

『アポロニア ZLC』の重量/ブレード/グリップ

『アポロニア ZLC』の平均重量は91gとなっており、ラケットの中では重い部類と言えます。

ブレード種類はシェークのみで、グリップは「FL(フレア)」「ST(ストレート)」「AN(アナトミック)」の3種類となっています。

『アポロニア ZLC』に向いているプレーヤー

ではどのような選手に『アポロニア ZLC』が適しているのかを見ていきましょう。

プレイヤー①:台から下がってプレーする選手

『アポロニア ZLC』が向いているプレーヤー1人目は、台から下がってプレーする選手です。

球持ちの良さとしっかりとした弾みを両立した『アポロニア ZLC』は、台から下がってロビングを打ったり、中陣でドライブの引き合いを好む選手にピッタリです。

プレイヤー②:ボールに威力を求めるハードヒッター

『アポロニア ZLC』が向いているプレーヤー2人目は、初めてカーボンラケットを使う選手です。

先述の通り、『アポロニア ZLC』の重量は平均91gと、ラケットとしては重い部類に入ります。一般的に、ラケットの重量が重くなれば重くなるほど、ボールの威力は出やすくなるので、『アポロニア ZLC』の両面に厚さが「特厚」「Max」のようなラバーを貼れば、かなりの重量級ラケットになると思います。

プレイヤー③:競った場面でも攻撃的にプレーしたい選手

『アポロニア ZLC』が向いているプレーヤー3人目は、競った場面でも攻撃的にプレーしたい選手です。

競った場面こそ攻撃した方が有利と言いますが、そのような場面になると、緊張から自分の実力を十分に発揮できない選手も中にはいます。そうなったときに、ラバーやラケットが扱いやすいものであればあるほど、安心感が持てます。そんな選手にとって、「扱いやすいけど攻撃もしっかりできる」『アポロニア ZLC』はピッタリのラケットなのです。

まとめ:『アポロニア ZLC』で勝てる卓球を実現しよう

今回は『アポロニア ZLC』を徹底レビューしました。ポルトガルの名手が使うラケットを、みなさんもぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。

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