プロの技、思考に感心 島袋将選手 講演と実技指導 ブロステニスクラブ

 有沢製作所(本社・上越市南本町1)所属のプロテニスプレーヤー、島袋将選手(25)による講演会とテニスクリニックが11月28日、同市中田原の「BROS TENNIS CLUB(ブロステニスクラブ)」で開かれた。昼の部、夜の部合わせて約60人が参加し、テニスの奥深さを肌で感じた。
 同社主催、上越市スポーツ協会後援、同市テニス協会、ブロステニスクラブ協力。上越地区でのテニス競技普及、地域住民の健康維持・促進を目的に初めて実施した。
 島袋選手は岐阜県出身で早稲田大スポーツ科学部卒。2018(平成30)年のアジア競技大会ダブルス銅メダル、19年の全日本テニス選手権大会シングルスベスト4などの実績を持つ。今年はデビスカップ日本代表に選出された他、楽天ジャパンオープンでは予選を勝ち抜き本戦に出場した。

講演会で自身の歩みや今後の抱負について語る島袋選手

 講演会では、こうした歩みを振り返りながら今後の抱負を語るとともに、「テニスはメンタルなスポーツ。自分に自信を持つことが大切」などのメッセージを伝えた。テニスクリニックでは実演を交えた技術指導の他、ブロステニスクラブのコーチとの試合で会場内を沸かせ、サイン会などでも気さくに参加者と触れ合った。

テニスクリニックで実演を交えて技術指導を行う島袋選手

 参加者は子どもから大人まで幅広い年代。世界のひのき舞台で活躍するプロの技や思考に触れ、目を輝かせながらテニスに親しんでいた。参加した市内の女性(60)は「貴重な機会。とても勉強になった」、市内の小学生(12)は「すごかった。間近で見れて本当に良かった。自分もプロになりたい」とそれぞれ話した。

© 株式会社上越タイムス社