香川初導入! AIを活用したツールで生徒の「見えない能力」を評価

学校のテストなどでは測れない、生徒の「見えない能力」を評価するAIを使ったツールが、香川県の高校で初めて導入されました。

大手前高松高校に導入されたのは、AIを活用した評価ツール「Ai GROW」です。

(山下佳乃リポート)
「いくつかの質問に答えることで、思考力や表現力など目に見えない能力を評価してくれます」

この評価ツールは、教育分野のIT企業「IGS(東京都)」が開発したものです。

すでに37都道府県の250校以上に導入されています。香川県の学校で導入されるのは、大手前高松高校が初めてです。

(IGS ビジネス開発部 広報チーム/佐藤璃子さん)
「生徒さんも自分の能力がこんなにあるんだということを実感いただける機会を増やしていけたら」

「Ai GROW」は、自己評価だけでなく生徒同士が評価し合うことで、他人がどう自分を見ているのか知ることもできます。

大手前高松高校では、体育祭や文化祭などの行事が終わったタイミングで利用していくということです。

(生徒はー)
「自分の立ち位置が分かることで、これからどういうことをして自分なりに成長していけるか、というビジョンがしっかり見えてくるという部分ではこれやってて良かったなと思った」

(大手前高松高校/合田意 先生)
「勘とか経験とかに頼りがちになってしまう部分があるが、この教育活動はこういう効果があるというのを、多角的に・科学的に分析することによって、より良い教育活動につなげていきたい」

© 株式会社瀬戸内海放送