衆議院の解散・総選挙はいつになる?豊田真由子の予想は?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2022年11月29日に公開された動画のテーマは……解散総選挙はいつ?豊田真由子はどう考える?

ゲストに元衆議院議員の豊田真由子氏をお招きし、衆議院の解散・総選挙の可能性について語っていただきました。

【このトピックのポイント】
・豊田氏は年明けの解散を否定。豊田氏「解散したい人は与党にも野党にもいない」
・広島サミット後の解散について豊田氏は明言せず。サミットで岸田首相が大きな成果を出せるかについては厳しいコメントも
・年明け解散なら「10増10減」の新区割りが適用。定数減の都道府県では激しい椅子取りゲームが予想される

「年明け解散」憶測消えず?実現の可能性は?

岸田首相が来年1月に解散・総選挙に踏み切るという憶測が永田町でくすぶっている、という報道が出ています。

これに対し豊田氏は「普通に考えたら解散しないですよね」と解散を否定。その理由を3つ挙げます。

1つ目は今解散すれば与党側は確実に議席を減らす状況だということ。

2つ目は解散・総選挙を行う大義がないこと。旧統一教会問題の禊とする見方について豊田氏は「総選挙はスキャンダル消しではない」とし「解散・総選挙したからといって旧統一教会の問題が丸く収まってなかったことになるわけではない」とコメントしました。

3つ目は前回の衆院選から1年ほどしか経っていないこと。

豊田氏は3つの理由から改めて解散の可能性を否定。選挙の準備や新しい区割りなども勘案し「解散したい人が与党にも野党にもいないですよね」とコメントしました。

立憲民主党幹部が解散に備える発言をしていることについて豊田氏は「『常に選挙に備えろ』というのは私が(国会に)いたときからずっと言われていた」「常在戦場!」とコメント。

発言自体はよくあることで選挙の可能性が高いことを示すものではないようです。

2023年5月の広島サミット後の解散の可能性については「その時の国内の状況による」と豊田氏はコメントし明言を避けました。

ここでテーマはサミットに関連して日本の外交力の話に移ります。

豊田氏は自身の外交官時代に「サミットをこれだけ大ごとのように言わないといけないくらい日本は他にやれることがない」と感じたとのこと。

豊田氏「G7の他の国は国際社会でプレゼンスを示せることを山のようにやっていてサミットはその中の1個」「日本は自国の影響力を発揮する場面は相対的に少なく、サミットにしがみついている気がする」

日本が国際社会で主導権を握れない原因について豊田氏は「それだけの能力と度量と信頼がない」とバッサリ。

また、歴史的・地理的・地政学的な観点から行動を共にできる「仲間」と呼べる国がない点にも言及しました。

MC鈴木の「広島サミットで成果を出すことは難しい?」という質問に対して豊田氏は「サミットはパフォーマンスやセレモニーに近いと思う」とコメント。COPや冷戦時代の米ソ首脳会談を例に挙げ、広島サミットで結果を出すことの難しさを示唆しました。

衆議院小選挙区「10増10減」区割り変更

解散・総選挙となった場合衆議院小選挙区の区割り変更も注目ポイントです。

もし来年1月の解散となれば新区割り変更が適用されることになります。

MC鈴木「これもあるから簡単に解散できないですよね」

豊田氏「(定数減の選挙区は)あなた死になさいって話ですからね」

定数を減らす選挙区では現職の引退などがない限り誰かが選挙区を明け渡すことになります。

豊田氏によると、誰が明け渡すかは期数や資金力などで決まるとのこと。

豊田氏「まさにパワーゲームなんですよね」

有力者が集まる和歌山や山口では調整の難航が予想されます。

MC鈴木「急に解散になったら決められないですよね」

豊田氏「そこは決めざるを得ないからあの、ドーンと」

いざ解散となれば誰が突き落とされることになるのか、注目ポイントです。

動画本編はこちら!

衆議院の解散総選挙はいつになる?広島サミットで豊田真由子氏が思うこととは?

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