伝わりやすい文章 新聞活用し学ぶ 菅公学生服でNIB研修最終回

記事を書くグループワークに取り組む社員

 学生服大手の菅公学生服(岡山市北区駅元町)は30日、新聞を活用したスキルアップ研修(全3回)の最終回を本社で開き、若手社員ら11人が伝わりやすい文章の書き方などを学んだ。

 山陽新聞社でNIB(ビジネスに新聞を)を担当する瀬尾由紀子部長が講師を務めた。瀬尾部長は、書く前に伝えたい内容を整理し、段落に分けて文章を組み立てるようアドバイス。「語順や句読点の位置なども意識して新聞を読むようにすると、自分が書く際に生かせる」とした。

 模擬記者会見を通じて記事を書くグループワークもあり、参加者たちは取材して集めた“材料”を分類した後、順番を考え、段落構成のこつを学んだ。

 制服の企画案などを学校に説明している社員(24)は「結論から伝える方法を学び、プレゼンテーションの原稿を書く際に役立てている。豊富な地域情報も仕事に活用できるので、しっかり新聞を読んでいきたい」と話していた。

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