11月20日に開幕したFIFAワールドカップ・カタール2022。世界各国から素晴らしい選手が集まる最高峰の大会だ。
今回は『CNBC』から、今回のワールドカップで出場している『ゴールキーパーのベスト10』をご紹介する。
10位:ギジェルモ・オチョア
代表:メキシコ
37歳になるメキシコ代表のゴールキーパーは、リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドと並んで5回目のワールドカップ出場だ。印象的な動物的セーブともふもふの髪型で今回もファンを楽しませてくれるだろう。
9位:ウナイ・シモン
代表:スペイン
ルイス・エンリケ監督は、ダビド・デ・ヘアやケパ・アリサバラガを外してウナイ・シモンに賭けることを選択した。アスレティック・ビルバオの守護神はスペイン代表で大会前まで27試合に出場し、12試合の無失点を記録している。見事な安定感だ。
8位:エドゥアール・メンディ
代表:セネガル
クラブレベルではケパ・アリサバラガにポジションを奪われることもあったが、セネガル代表では絶対的な守護神だ。ペトル・チェフが認めたという圧倒的な反射神経とシュートストップは見事なもので、セネガルが躍進するとすれば、彼の活躍なくしてあり得ない。
7位:ウーゴ・ロリス
代表:フランス
2008年にフランス代表でデビューして以来、130試合以上に出場してきたウーゴ・ロリス。足元でのプレーを求められると厳しいが、シュートストップと冷静さ、そしてキャプテンシーでは世界屈指の能力を持つ。豊かな経験でフランスをタイトルに導く。
6位:ヤン・ゾマー
代表:スイス
クラブ:ボルシアMG
EURO2020では5試合で21セーブという素晴らしい記録を達成したゾマー。今回の大会では怪我を抱えながらの参加になっているが、開幕には間に合った。33歳の彼は堅守を武器とするチームの大黒柱だ。
5位:エミリアーノ・マルティネス
代表:アルゼンチン
クラブ:アストン・ヴィラ
アルゼンチンのチームは才能に溢れているが、攻撃のタレントがピックアップされがちだ。その一方でGKは人材不足が長く言われ続けてきたが、エミリアーノ・マルティネスの台頭は非常に大きかった。昨年6月のデビュー以来絶対的な守護神となっている。
4位:ジョーダン・ピックフォード
代表:イングランド
クラブ:エヴァートン
プレミアリーグでも批判を受けることが多いピックフォードであるが、サウスゲイト監督は彼に大きな信頼を寄せている。やや雑なところはあるものの、そのシュートストップの実力や迫力はさすが。ワールドカップ開幕前まで45試合に出場して21試合で無失点を記録している。
3位:ティボー・クルトワ
代表:ベルギー
クラブ:レアル・マドリー
レアル・マドリーで数多くのタイトルを獲得してきたクルトワ。巨大な体格に豊かな運動能力を備え、何事にも動じない強烈なメンタルとエゴ。今最も完璧に近いゴールキーパーだろう。
2位:マヌエル・ノイアー
代表:ドイツ
クラブ:バイエルン・ミュンヘン
36歳になったマヌエル・ノイアー。おそらくこれが最後のワールドカップになるだろう。一時期は怪我でキャリアの危機に陥っていたが見事に復活。かつてのような自由すぎるスイーパー的ポジション取りはなくなったが、それでも安定感抜群だ。
1位:アリソン
代表:ブラジル
クラブ:リヴァプール
ブラジル代表のチッチ監督は、今最もゴールキーパーの選択が難しい男であろう。プレミアリーグ1,2を争う選手が重なっているからだ。そして彼が選んでいるのがアリソンである。毎週のように質の高いパフォーマンスを見せており、セービングは完璧、足元でのプレーも素晴らしい。