「荒踊」(五ケ瀬)無形文化遺産決定 風流踊ユネスコ登録

ユネスコ無形文化遺産登録が決まった「風流踊」に含まれる五ケ瀬町坂本地区の「荒踊」=2019年9月29日午前、五ケ瀬町・三ケ所神社

 モロッコで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)政府間委員会は30日、日本が申請した宮崎県の五ケ瀬町坂本地区で伝承されてきた「荒踊」を含む24都府県41件の民俗芸能「風流踊(ふりゅうおどり)」を無形文化遺産に登録すると決めた。豊作祈願や厄災払い、先祖供養など、地域の祈りを込めて守りつないだ伝統が世界に認められた。人口減少や高齢化による担い手不足に悩む地元にとって、保存継承の取り組みに弾みがつきそうだ。

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