丹沢湖マラソン 富士山望む湖畔に全国からランナーが集結

晩秋の丹沢湖を満喫したマラソン大会(町提供)

 晩秋の湖畔を駆け抜ける「丹沢湖マラソン」が11月27日、神奈川県山北町の丹沢湖周辺で開かれた。北海道から沖縄まで全国から集まった1194人のランナーが距離ごとの部門に分かれて健脚を競った。

 大会は丹沢湖の完成を記念して1979年に始まり、ことしで44回目。新型コロナウイルス禍とあって入場者全員に体調チェックが課せられた。例年以上に紅葉の進みが早い箇所も見られたものの、ランナーたちは秋晴れのコースを彩る鮮やかな紅葉や富士山の眺望を楽しんだ。参加者は「中止になる大会も多いなか、無事に走ることができてよかった」「紅葉がきれいで楽しかった」などと満足げだった。

 会場では、地元の野菜がふんだんに入った名物の「しし汁」が3年ぶりに振る舞われ、走破した選手らの疲れと空腹を癒やしていた。

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