「平成新山マフィン」最優秀 島原翔南高生が考案、商品化へ ジオスイーツコン

最優秀に選ばれた平成新山マフィンを手にする中村さん(右)と市川さん=島原市城内1丁目、森岳公民館

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界ジオパークに登録されている島原半島の食材を使った和洋菓子「ジオスイーツ」のコンテストで、長崎県立島原翔南高3年生チームが考案した「平成新山マフィン」が最優秀に輝いた。島原市内の菓子店などで商品化される。
 島原半島ジオパークの認知度を高め、ジオの恵みや魅力をさらに発信しようと、島原半島観光連盟(宮崎高一会長)が半島内の高校生を対象に初めて企画。
 同校2チームと県立島原商業高3チームの計5チームが出場。半島産ニンジン、ショウガ、サツマイモのいずれか一つ以上を使い、販売単価200円以下のスイーツを出品した。
 11月19日、島原市内で審査会があり、審査員5人が見た目の美しさや味など5項目で評価。各チームは開発過程や原価、ジオスイーツとしての特徴を説明した。
 最優秀の平成新山マフィンを手がけたのは、島原翔南高の中村凛莉さん(17)、市川日花里さん(18)、梅田桃香さん(同)。すりおろしたニンジンにゴマを合わせ、ふんわりとした甘みを出した。クルミとチョコをトッピングし、切り立った平成新山と山肌を再現した。市川さんは「古里の役に立ちたいと思って参加した。たくさんの人に食べてほしい」と話した。


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