あきらめないで、学びの意欲 播磨初の公立夜間中学、来春開校 JR東姫路駅前の小学校内に

来春開校の夜間中学について案内する加古川市教委のウェブサイト

 さまざまな理由で義務教育を受けていない人らのための夜間中学「姫路市立あかつき中学校」が来春、JR東姫路駅前の同市立東小学校内(兵庫県姫路市市之郷町2)に開校する。要件を満たせば東播2市2町(加古川、高砂市、稲美、播磨町)からの入学も可能で、姫路市教育委員会が問い合わせに応じるほか、加古川市教委は公式サイトにコーナーを設け、読みがなを付けた「やさしい日本語」で案内している。(増井哲夫)

 県内の公立夜間中学は、神戸市や尼崎市に計3校あるのみで、播磨地域での設置を望む声が上がっていた。

 入学年の4月2日に15歳以上で経済的事情で義務教育を修了できなかった高齢者、不登校や病気などにより学校に通えなかった人、外国籍で日本の義務教育を受けていない人らが対象。無料で授業が受けられ、教科書も無償で提供される。

 授業は週5日(平日)、午後5時半から9時ごろまで。必要なら小学校の授業内容も学べ、外国籍の人などには日本語の支援もある。全ての勉強を終えれば、中学卒業となる。仕事や家庭の事情に応じて、最大で6年間在籍できる。

 姫路市教委は周辺市町からの入学も受け入れる方針で、その場合、各市町は必要経費の一部を負担する。東播2市2町とも覚書や協定書の締結を進めており、加古川市は11月11日に協定を締結。高砂市も近く締結予定で、両市とも「既に入学希望者を把握している」という。

 同夜間中学については、姫路市教委教育企画室TEL079.221.2773、県教委の相談専用ダイヤルTEL078.362.9432

### ■シンポジウムで夜間中学を紹介 11日、加古川

 来年4月の姫路市立夜間中学「あかつき中学校」の開校を前に、夜間中学について紹介するシンポジウムが11日午前10時から、加古川市加古川町寺家町の東播磨生活創造センター「かこむ」で開かれる。

 夜間中学を題材にしたドキュメンタリー映画「こんばんは2」を上映。「ひょうご夜間中学をひろげる会」の桜井克典事務局長と夜間中学の生徒らが、体験などを話す。入場無料。(斉藤正志)

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