関越交通 高速バス車両に接触感染対策として光触媒コーティングを導入

建物・設備メンテナンスや接触感染対策『ウィルストップ』を提供する株式会社フジサワ(本社:群馬県前橋市)は、群馬県内にて各種バス事業を展開する関越交通株式会社(本社:群馬県渋川市)が大型バス車両の接触感染対策強化のため、「光触媒コーティング」を採用したと発表しました。

【リリース背景】
新型コロナウィルス感染症により、2021年2月現在においても修学旅行や出張に伴う長距離移動需要が減少し、未だその回復見込みは立っておりません。特に大型バスはある程度密接した状態で着席せざるを得ないこともあり、飛沫感染リスクが高いという印象を持たれることから、各社がそれぞれ感染症対策を実施するだけでなく、バス車内の換気性能などをアピールしています。しかし、あくまでもそれは「飛沫感染対策」であり、手指消毒などの「接触感染対策」は別途実施する必要があります。

大型バスは座席シートや肘掛け、荷物網棚の表面など、利用者が接触する可能性のある箇所が多く、それら表面をガイドラインに沿って完全に消毒することは困難です。また、座席シートは布製であるため、拭き取り作業を行うことができない問題もあります。そこで関越交通株式会社は、高速バス事業として運行している大型バスの感染対策強化を検討する中で、フジサワが提供する「光触媒コーティング(製品名「アリテラスIC:日本ナノテック株式会社製」)」を採用することを決定致しました。

光触媒コーティングの特徴・メリット

1. 布製品だけでなくプラスチック、金属表面などにもコーティングすることが可能であり、光が当たることで「抗菌・抗ウィルス効果」を発揮して、ウィルス・細菌などの主に有機物(VOCなどの含む)を分解します。

2. 基本的に光触媒コーティングは無色透明・無臭であり、コーティング後は自動的に「抗菌・抗ウィルス効果」を発揮し続けるため、消毒作業などと比較すると費用対効果の高い対策です。

3. 東京工業大学などによって、可視光応答型光触媒の抗菌・抗ウィルス効果に関する共同研究が実施されております。また、光触媒工業会による性能判定基準が制定されており、認証制度に基づいた製品選定を行うことができます。

なお、関越交通株式会社はフジサワが提供する「漆喰抗ウィルスシート(製品名「接触感染対策シート:関西ペイント株式会社製」)」を、全路線バス車両に既に採用しています。

〈参考:株式会社フジサワが関越交通株式会社の路線バス事業への接触感染対策の導入を支援〉

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