和歌山県美術展上富田展始まる 6日まで、ジュニア展も

多彩な作品が並ぶ県美術展覧会上富田展(1日、和歌山県上富田町朝来で)

 第76回和歌山県美術展覧会(県展)の地方展「上富田展」が1日、上富田町朝来の上富田文化会館で始まった。絵画や書などの作品97点を展示している。6日まで(5日は休館)。入場は無料。

 町、町教育委員会、県の主催。各部門で入賞した作品と、上富田町や近隣市町の出品者による入選作品計58点、招待作家の作品39点を展示している。公募と招待作家の作品を合わせた部門別の内訳は洋画36点、日本画10点、書20点、写真13点、工芸14点、彫塑4点。

 同館では小中学生による第8回県ジュニア美術展覧会の地方展も同時開催。絵画53点、書21点、立体18点を展示している。

 鑑賞した上富田町朝来の80代女性は「子どもの作品を含め、出品者それぞれの感性が素晴らしい。毎回見に来ているが、いつも感心する」と話した。

 開催時間は各日とも午前9時~午後5時。

 上富田展は11月にあった新宮展に続いての開催。この後、橋本展が10~14日に県立橋本体育館(橋本市北馬場)である。

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