深夜1時…女子大生に悲劇、前から自転車で来た16歳が顔を押さえて現金強奪 すでに別の女性も襲っていた

強盗致傷の疑い、少年逮捕=さいたま市緑区

 埼玉県警浦和東署は30日、強盗致傷の疑いでさいたま市緑区のアルバイト少年(16)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は9日午前1時10分ごろ、さいたま市緑区中尾の路上で、徒歩で帰宅中の同区内居住の女子大学生(22)の正面から自転車で近づき、女性の顔面を強く押さえ付けて路上に転倒させ「持っているものを全部出せ」などと脅迫。現金7641円などが入ったリュックサックなど28点(時価合計1万8千円相当)を奪い、女性の頭部などに打撲などの傷害を負わせた疑い。「女の人の口を押えたり転ばせたりしてリュックサックを奪い取りました」と容疑を認めているという。

 同署によると、女性は被害に遭った直後、付近のコンビニエンスストア店員に通報を依頼した。少年は本件の約1時間前に同区内で別の女性から現金などを奪ったとして、今月9日に同署に逮捕されており、その後の取り調べで本件への関与をほのめかしたことから関連が浮上した。同署管内では同時間帯にこのほかにも複数件の窃盗被害が確認されており、同署は関連を調べている。

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