日本代表、スペイン戦はW杯9度目のナイトゲーム!過去の結果から見る“勝利の条件”は「○○の得点」

いよいよスペインとの大一番に臨む日本代表。

ドイツに勝利後、コスタリカ戦で悔しい敗戦を喫してしまったが、スペインに勝利すればラウンド16進出が決まる。

グループステージ最終節ということで、コスタリカ対ドイツと同時キックオフされるこの試合。日本時間の朝4時、現地時間では22時からのナイトゲームとして開催される。

初出場した1998年のフランス大会から数えて、日本代表がワールドカップでナイトゲームを戦うのは9試合目。

過去8試合の結果は以下の通りとなっている。

  • 2002ベルギー戦(18:00KO)△2-2
  • 2002ロシア戦(20:30KO)○1-0
  • 2006ブラジル戦(21:00KO)●1-4
  • 2010デンマーク戦(20:30KO)○3-1
  • 2014コートジボワール戦(22:00KO)●1-2
  • 2014ギリシャ戦(19:00KO)△0-0
  • 2018セネガル戦(20:00KO)△2-2
  • 2018ベルギー戦(21:00KO)●2-3
  • 2022スペイン戦(22:00KO)???

ナイトゲームの通算成績は2勝3分3敗。勝率は25%だ。

ナイトゲーム以外の通算成績は4勝2分9敗となっており、勝率は26.6%でほぼ変わらない。「4試合に1勝」がワールドカップにおける日本代表の今のところの勝率と言える。

では、ナイトゲームで勝敗を分けた要因は何なのか…。

サッカーでは先制点を取ったほうが当然勝率も高くなる。ナイトゲームで勝利した2試合、2002ロシア戦と2010デンマーク戦はいずれも日本が先制した試合だ。

ところが、ナイトゲームで敗れた3試合。2006ブラジル戦、2014コートジボワール戦、2018ベルギー戦も実はすべて日本が先制している。ベルギー戦に至っては2点を先行したにもかかわらず逆転負けを喫してしまった。

つまり、過去の結果から見ると、今回も日本が先制したからといってまったく油断できないということになる。

となると、何が勝利とそれ以外の結果を分けたのか。各試合の得点者を見てみよう。

2002ベルギー戦(△2-2)
得点者:鈴木隆行、稲本潤一

2002ロシア戦(○1-0)
得点者:稲本潤一

2006ブラジル戦(●1-4)
得点者:玉田圭司

2010デンマーク戦(○3-1)
得点者:遠藤保仁、本田圭佑、岡崎慎司

2014コートジボワール戦(●1-2)
得点者:本田圭佑

2014ギリシャ戦(△0-0)
得点者:なし

2018セネガル戦(△2-2)
得点者:乾貴士、本田圭佑

2018ベルギー戦(●2-3)
得点者:原口元気、乾貴士

これを見て気づくこと。それは、勝った試合はいずれも稲本や遠藤といった「ボランチの選手」が得点しているのだ。

稲本のゴールで引き分けた2002ベルギー戦を含め、勝率は66.6%。勝点獲得率に至っては100%となっている。ボランチがゴールを決めたナイトゲームで日本は一度も負けていない。

ここから読み取れることは、アタッカーに依存せず、セットプレーを含め様々な選手が得点できるチームこそが結果を残すということだろうか。

幸いにして、今の日本代表も遠藤航、守田英正、田中碧、柴崎岳とボランチには優秀な選手たちが揃っている。彼らがスペインを相手にゴールを決めれば自ずとチームも勝利に近づくことは間違いないだろう。

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