冬型の気圧配置から移動性高気圧へ

令和4年の師走は、西高東低の冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が南下して始まりました。そのため、山陰から北の日本海側では断続的に雪や雨が降り、北日本の日本海側では平地でも降雪量が増える見込みです。全国的に風が強く、北日本ではふぶく所もあるでしょう。交通への影響やなだれに注意してください。中国地方や近畿北部でも雪の降る所がありそうです。
ただ、この冬型の気圧配置は長続きしません。2日は、大陸からの移動性高気圧に覆われてきますので、雲が多かった近畿~関東も晴れ間が広がる見込みです。とはいえ、最高気温は全国的に平年より低くなり、本格的な冬の寒さの始まりです。

気象予報士・饒村 曜

画像について:2日午前9時の予想天気図。

© 株式会社ウェザーマップ