
【キーウ共同】ロシアのインフラ攻撃で停電が常態化するウクライナ各地に臨時の避難所が開設された。「不屈の拠点」と称し、ミサイル攻撃や厳しい冬の寒さに屈しないとの意志を示す狙いで、ゼレンスキー大統領は全国4千カ所の設置を表明。電力供給の正常化を急ぐ電力会社ウクルエネルゴは11月30日時点で、供給は需要の73%にとどまり、厳しい状況が続くと説明した。
「きょうだけで100人は来た。勉強や仕事をしに来る人もいる」。首都キーウ(キエフ)近郊イルピンの「不屈の拠点」の担当者が説明した。発電機が置かれ、24時間無料で滞在可能だ。