国内コロナ死者、計5万人超え オミクロン株猛威が高齢者直撃

新型コロナウイルス・オミクロン株の電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 これまでに国内で報告された新型コロナウイルス感染症の死者が1日、共同通信の集計で計5万72人となった。6割以上が今年に入ってからの死者。感染力が強いオミクロン株が高齢者で流行したことが背景にある。厚生労働省によると、9割近くを70歳以上が占める。

 国内の第1例は、2020年2月13日に亡くなった神奈川県の80代女性。今年2月11日に累計2万人を超えた後、5月10日に3万人、9月1日に4万人を超えており、約3カ月で1万人のペースで急増している。

 オミクロン株猛威の今夏第7波では、死者が連日200~300人に及んだ。いったん減ったが、11月から再び急増した。

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